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成年後見人:横領、減刑されず  [社会]

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成年後見という制度をご存知でしょうか?

ウィキペディアでは
「成年後見制度(せいねんこうけんせいど)とは、判断能力
(事理弁識能力)の不十分な者を保護するため、一定の
場合に本人の行為能力を制限するとともに本人のために
法律行為をおこない、または本人による法律行為を助ける者を
選任する制度である。」となっている。

なぞ取り上げたかというと、社会的弱者に対して、
近親者または法律家など、もちろん善良な意思で
保護していただいてるにもかかわらず、その頼りにしている人に
騙されてしまう、搾取されてしまう、という悲しいことが
ちらほら起こっているから取り上げたのです。

11日付け毎日新聞掲載文で、
次のような最高裁の判断が下された。

『判断能力が十分でない人を支援する成年後見人が親族の
資産を使い込んだ場合に刑が免除されるかが争われた
業務上横領事件で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は
9日付で、刑は免除されないとの初判断を示した。

「成年後見人の事務は公的であり、財産を誠実に
管理する義務を負う」と述べた。

 その上で、埼玉県の被告の男(74)の上告を棄却する
決定を出した。1、2審の懲役3年が確定する。

 1、2審判決によると被告は養子の成年後見人に選任され、
預貯金を管理していたが、約930万円を引き出して競馬などに
使い込んだ。

 刑法は「直系血族や同居する親族間の窃盗や横領は刑を
免除する」と定めている。

後見人を務める親族の着服が起訴されたケースでは、
被告側がこの規定を理由に刑の免除を主張する例が少
なくなかった』

ますます人口に対する高齢者の割合が高くなる。

血縁者の介護が増えていくなかで、
こういう問題も(残念だが)起きることも想定しつつ
しかっりとした制度のあり方をさらに議論していく必要が
あるように思う。


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タグ:成年後見
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